細胞から若返る! テロメア・エフェクト 健康長寿のための最強風呂グラム

以前から気になっていた本を読んでみました。「細胞から若返る!テロメア・エフェクト」という本です。この本は、著者のテロメア研究のお話です。研究結果かよりどうすれば、テロメアを保護できるのかなどの、テロメアマニアにとって必読書となるはずです。おそらく、ずっと若く人、又は死にたくない人(笑)がこの本を読んでいるのだろうと思う。

まず本書は、なぜ同じ年齢でも若くみえる人と老いて見える人がいるのか? のような疑問よりスタートする。その理由は、後章で徐々に分かっていく。この本を読めばテロメアがいかに、精神的要素に反応しているのかがよくわかる。要は、ネガティブ思考ではなく、ポジティブであることがテロメアを短縮させない要素である。ストレスは、テロメアを縮める要素となり、その他の健康障害を引き起こします。確かに言われてみれば、私の知人にも短期間の間に、よくこんなにも老けたけもんだと思えるような人が時々いる。彼らは、失業になったり、子供がグレれたり、短期間に予想以上の負荷がかかってしまうと、一気に老け込むのだと思う。このあたりのストレスの怖さは、本書を読まなくても、経験上、察知していたが、ストレスの怖さをやはり再確認させらけた。

特に、ストレスでも、まだ起きていない出来事に対して、不安視したり、怯えてしまうような状況が一番テロメアに悪いようだ。一般生活の中で、ストレスがない人はいないし、軽度なストレスは必ず必要となる。ただ、ストレスの回避の仕方にコツがある。ストレスを受けても、それを逆境に、跳ね返すポジティブさがあれば、テロメアはむしろ活性化するらしい。つまり、ポジティブはストレスを破壊するといこうと。本書では、ポジティブなストレスと書いてあるが、このあたりは、どうポジティブにとらえるかによるので、個人の性格的によるものが大きいと言える。

また、ストレスを低減させる方法として、マインドフルネス低減方(MBSR)やヨガ・瞑想なども効果を発揮するらしい。

本書では、テロメアと睡眠の関係やテロメアと運動・テロメアに良い食べ物も紹介されており、普段の生活の中で実践していけば、かなり健康的な生活をおくることができる。結局は、本書以外でも、健康関連の書籍ならよく耳にすることばであるが「規則正しい生活習慣」これに尽きると再確認させられました。特に、睡眠については7時間はとるようにということです。確かに、睡眠関連の書籍だと、4時間半睡眠や、さらに短い睡眠方法を習得させる書籍もありますが、要は、体の回復は深い眠り以外にも、体を整える働きがあり、やはり、短時間睡眠だと、生活面では、支障なく、それで維持できても、ダメージを受けている部分もあるので、これはひょっとしたら危険かもしれないと思うようになりました。私の場合は、不規則なのと、短時間睡眠なので最悪です。ただポジティブではあります。

また、食生活についても、他の書籍でもよく見るように、加工食はやはり最悪ならしい。このあたりは、どの書籍も共通です。その他にも社会とのかかわり方や、人種差別とテロメアの関係など、・・・ ぶっちゃけここまで書くみたいに細かくかかれています。少々翻訳本ということもあって長ったらしい言い回しで書かれていますので、おらそく、人によっては読みにくく感じる方もいると思います。だいたい450ページくらいあるのですが、私個人的には、200ページくらいに要点がまとまる内容だと感じています。後から見返したときに、要点が要約されていないので、かなり読みにくいです。このあたりは不満です(笑)。ただ凄く参考になりました。

あともう一つ書籍で驚いたことがあり、生まれてくる子供のテロメアの長さは、親のテロメアの長さを引き継ぐこともあるらしいです。これってかなり怖いことですね。要するに生まれたときから、短いので、寿命もある程度決まってくるということです。なので、親なら常にポジティブ思考で、それでいて生殖細胞を活性化させた状態で、子供を作らなければ、その影響は、子供にも影響するかもしれません。