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Yahooオークション 出品者負担で送料が安く。しかし・・・

Yahooオークションのヤフネコパックの送料が2018年10月16日より改定されました。料金表を確認してみると、特に大きな荷物になるにつれて、送料が全国一律なので、どちらかというと、出品者のメリットというよりも、落札者側のメリットの割合のほ方が高いと思われます。
これについて、下記に簡単にまとめます。

 

送料負担で、出品額が上がり、Yahooから引かれる落札手数料が上がります。

新しい送料区分において、出品者側が送料を負担する場合、一般的な人なら、出品額に送料を上乗せしてものを出品額として、掲載します。ところが、Yahooオークションでは、落札額から落札手数料が、8.64%引き落とされるので、これを考慮していないと、出品物によっては、損してしまうことになります。つまり、送料負担でヤフネコパックで出品する場合は、あらかじめ差っぴかれる落札手数料も考慮して金額設定を行う必要があります。特に、最低落札額や、即決金額の設定には、取り分を考えて金額を設定しましょう。

出品者で送料負担する場合は、送料の他に落札手数料も、価格に含めておきましょう。

例えば、落札者負担と、出品者負担で、その差をみてみます。

①送料が出品者負担で、1,000円のものを全国一律60サイズで、600円を付加して、落札された場合を考えて見ます。

出品金額 1,000円 + 送料600円 = 1,600円ですが、この金額から、普通に落札されれば、手数料8.64%(139円)引かれると、取り分は、手元に入ってくる落札額は、861円です。

②送料が落札者負担で、1,000円のものが、落札された場合を考えて見ます。

従来どおりに、送料は関係なく、出品金額の1,000円からの落札手数料8.64%(87円)引かれると、手元に入ってくる落札額は、913円です。

つまり、利益の観点から考えると、出品者負担は、モノによっては、微妙になってきます。特に、出品者が多いような競争している商品では、ライバルと競って、いろいろ工夫しますが、送料を出品者負担で、落札手数料を考慮しない場合は、結局は、損をしてしまうことになる可能性もでてきるのです。

結局、出品者のメリットというより、Yahooの試験的な試みではないでしょうか

落札者が希望する出品物の送料が無料になれば、落札が盛んになります。
また、Yahooは、今後、月額会員でなくても、出品が可能となります。このあたりの詳細はまだよく分かりませんが、
個人的には、Yahooは、ある統計に基づいて、マンネリ化しているYahooオクの売り上げ改善の為に、利益の取り方を変えてきたのではないかと思います。

出品者側の全国一律送料を利用する方もでてくるのでは

私が個人的に思うことは、普通に、Yahooオクを経由しない、宅急便を利用した場合、大きな荷物をおくると、高額になってしまいます。例えば、北海道から、沖縄へ荷物を送る際は、宅急便で160サイズで4,730円します。一方で、ヤフネコの宅急便は、1,500円で送れてしまいます。送料は、通常の3分の1です。つまり、これを仮に、知り合い同士、又は家族同士で、あらかじめ連絡をとっておき、架空の名前で出品して、相手より落札してもらい、配送機能だけ利用することも可能です。おそらく、今後でてくるでしょう。ただ、法律的に違法でないので、仮に対処するとなると、利用規約に対する違反が適用されるくらいだとは思います。