今回の記事は、3.5インチのハードディスクを使うことを前提に書かれています。

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ハードディスクは安くなった

ハードディスク6TBを先日購入しましたが、こちらも、昔にくらべて、かなり安くなりました。だいたい12,000円~ほどで購入可能ですね。とくにあたりまえではありますが、ネットでのお買い物に限ります。実店舗では、まだまだ高い状態にあります。
今回、13,000円ほどで購入しましたが、一昔前なら、2TBでも、15,000円ほどした時代がありました。そう考えると技術の進歩はものすごいですね。すでに、12TB,14TBのハードディスクも存在していますので、このあたりも、ゆくゆくは安価に購入できる時代がくるのかもしれません。

外付けハードディスクと単品ハードディスクの違い

パソコンにハードディスクを接続する場合、外付けハードディスクと、単品ハードディスクの違いは、一言でいうならば、外付けハードディスクは、ケースにも入っており、既に使いやすい状態にあり、パソコンに繋げれば、簡単に認識してくれるという点でしょうか。
一方で、単品のハードディスクでは、USB/SATAケーブルや電源アダプタが付属されていないので、別途購入する必要がありますし、仮に、それを接続したとしても、パソコンでは、認識してくれません。なぜなら、フォーマットという作業が必要なのです。

AMAZONでは、ハードディスク用のUSB/SATAケーブルと電源アダプタがセットになったものが販売されていますが、製品の評価を見ると、時々、新品のハードディスクを購入して、接続したが、認識しないとのことで、評価★にしてあるのをいくつか見たことがあります。こういうのは、おそらく、フォーマットやってないだけで、実際は、故障ではないような気もします。

単品ハードディスクのフォーマット(win系)

まず、ハードディスクに、電源が入っていることと、PCとハードディスクが接続されている状態である必要があります。また、windows7で作業を行いましたが、8,10でも要領は同じです。

未割り当て領域を確認

今回、6TBのものをフォーマットしましたが、フォーマットは、簡単ですぐに終わります。Windowsであれば、スタートメニューより、[コンピュータ]の項目で右クリックをして、[管理]を選択して、「コンピュータの管理」画面を開けます。その後、記憶領域より、[ディスクの管理]で、接続されている、ハードディスクを確認します。6TBの場合は、実際使える領域は5.4TBで、[ディスク1]には、2TBと3.4TBに未割り当ての領域が分かれているはずです。もし、ここにハードディスクが表示されないということは、ハードディスクの故障、又は、ケーブルの互換性など、他に問題が生じていることになります。

また、正常に認識されているなら、未割り当ての領域が2つに分かれているわけですが、これは、ハードディスクの認識がMBR形式(2TB制限)になっているので、この状態でフォーマットしても、片方しかフォーマットされないので、2TBしか使えません。そこで、それ以上に対応させるために、GPT形式に変換する必要があります。特に、2TB以上のハードディスクを外付けとして使う場合には、必ずこの作業が必要です。

GPT形式に変換する

[ディスク1]の部分にカーソルを持ってきて、右クリックで、[GPTディスクに変換]です。これで、OKです。その後、2つの未割り当て領域は統合されますので、その部分で右クリックして、[新しいボリューム]をクリックして、[次へ]をいくつかクリックすれば、フォーマット完了です。

フォーマット完了

フォーマットが完了すれば、スタートよりコンピュータの画面で、新しいドライブが表示されています。

ハードディスクを外付けとして複数台管理する方法

ハードディスクを外付けとして複数台管理するには、いろいろな方法があります。その中でも、3つの方法を下記にまとめてみました。

①USB/SATAケーブルと電源アダプタで管理

この方法は、ハードディスクの台数たげ、USB/SATAケーブルと電源アダプタが必要です。デメリットとしては、電源アダプタがかさばるので、場所的にも、複数になってくると厳しいかもしれませんが、それは、管理の仕方次第です。やり方によっては、10台とかでも管理できます。それを可能にしているのが、裸のスタンドです。これを使って、5台ずつのように、積み上げればよいのです。また裸なので、放熱性にすぐれているので、熱くなりません。

コスパとしては、一番やすくなるはずです。また、故障したとしても部分的に、交換しらよいので、全体に影響がありません。USB/SATAケーブルに関しては、USBハブでまとめることもできるので、このあたりは、コンパクトにできます。

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②電源ユニットを使った管理方法

このやり方は、①のやり方と同じなのですが、異なる点は、①のやり方では、電源アダプタは、ハードディスクの台数分必要ですが、こちらの場合は、電源ユニットより、配線を派生させて、それぞれに電気を供給することができます。これによって、複数の電源アダプタが不要になります。ただ、電源を入れると、すべてのハードディスクが起動してしまいますので、このあたりが欠点だと思います。必要のないのに、起動させても、バードディスクの寿命を短くさせる要因にもなります。一般的に、外付けハードディスクの利用方法として、データを保存するだけだと思われますので、不要なディスクに、電源を供給する必要のないので、①の方法の方が無難です。

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専用の複数台設置のハードディスクケースでの管理

こちらの方法が、一番楽ですが、さらに、接続するハードディスクを増やしたい場合などには、対応できません。また、容量に関しても上限があり、今後、将来的に、さらに大容量になることを考えると、制限がつけられているのは、ちょっと汎用性にかけます。それに、故障したら、ハードディスクの正常でも全てにアクセスできなくなる場合もあり、修理するにしても、新たに購入するにしても、けっこう管理にお金がかかります。ただ、ケースに入っているだけあって見栄えがよいです。
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上記、3つを紹介しましたが
結局は、使う人次第ですが・・・
コスパと今後の増設を考えるなら、①の方法がよいのではないかと思います。

<番外>ハードディスクケース・スタンドに注意

上記で説明した、ハードディスクの管理は、あくまで複数の管理で、3つ以上あたりを想定しています。
一方で、1つだけや2つだけのハードディスクを管理する場合は、それに適応したケースやスタンドがありますが注意すべき点もあります。

ハードディスクケース・スタンドは、全てに適合するわけではない

特に、ハードディスクの容量に対応するように、ケースもつくられているので、容量の上限を確認して購入すべてきです。例えば、2TBまでが上限のハードディスクケース、又はスタンドに、3TB以上は、設置しても、認識しなかったり、2TBだけしか認識しないこともあります。特に、安価なものは、説明があいまいであったりするので、そのあたりの詳細を把握しておくことが重要であります。

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古い外付けハードディスクのケースはまた使えるとは限らない

例えば、古い外付けハードディスクがいくつかあり、ハードディスクは故障しているが、ケースは再利用できるのではと思われた方がおられるのではないでしょうか。もちろん、再利用できる場合もありますが、規格自体が、ハードディスクに合わせて作られており、独自の仕様になっている場合があります。ネジの位置がちがったり、ハンダ付けされていたりと、かなり面倒くさいものもありますので、ケースを再利用できないことの方が多いように思います。ケースだけ再利用したい場合は、内部で動いているハードディスクのメーカーやどのくらいの容量まで対応しているかなどの情報も必要です。