昨年、11月末に受験した技術士一次試験 情報工学部門の結果が今年の2月末に届きました。合否に関しては、自己採点により、合格点は取れていることは分かっていましたので、合格証が届くのを待っておりましたが、驚くことに、合格証がなんと、ハガキサイズでした。笑 基本情報技術者試験などのIPAの試験に比べて、とても貧弱な感じでした。

受験してみた感想として、
この試験の勉強方法に関しては、基礎科目・適正科目・専門科目と、それぞれで50点以上正解する必要があり、難易度としては、それほど高くはありません。勉強時間は受験日の3週間前から始めました。特に、基礎科目については、Ⅲの計算問題で、さっぱりわからない問題もありましたが、すべてできる必要がないので、難易度が高いようなものは捨てました。

私が基礎科目でやった勉強方法は、過去問10年分を分野ごとにまとめて、プリントして、分野ごとに勉強しました。これにより、めちゃくちゃ試験の問題の傾向がわかってきます。問題は同じで、解答の順番が違ったり、計算問題では数値が違うだけ、又は、まったく同じ問題も出題されています。つまり、過去問だけある程度できていれば、基礎科目は合格ラインに到達します。

次に、適正問題の勉強については、これも過去問をひととおりやれば、合格ラインに到達します。特に適正問題には特徴があり、正誤問題では、全て、「正」でったり、正誤の個数を答える問題では、誤りがゼロであったり、そーいう極端な傾向があることに気づきました。これも、過去問をやっていれば、感覚的に、分かってしまいます。

最後に、専門科目の勉強についてですが、これは、時間のかかる問題や、理屈を覚えるのに困難な題は捨てることです。私の場合は、短期間で詰め込みましたので、1問につき解くのに時間がかかるような問題は、まず捨てました。過去問をやっているうちに、こちらも基礎科目と同様に、同じパターンの問題で、選択しだけが試験の年によって異なる問題が多く見受けられましたので、こちらも過去問メインで、テキストはほぼ使いませんでした。というより、テキストは存在しない。笑 ただ唯一、参考になるのが、応用情報技術者試験のテキストです。応用情報技術者試験は、情報工学部門に共通する範囲もありますので、問題によっては参考にしてみてもよいと思います。

これより、合格することにより、めでたく修習技術者となったわけですが、技術士補登録するなら、指導してくれる情報工学部門の技術士さんに書類を書いてもらう必要があるようで、まわりに情報工学部門の技術士がいなかったら不可能となります。こーいうのは、どうすりゃいいんだといった感じですが・・・