動物愛護に基づき、動物の売買を禁止している団体や、ひどい環境で飼育されている動物の保護を求める団体がいくつかあります。私が個人的に不快に感じるのは、全部まとめて、動物愛護といっている団体の主張が、矛盾が多すぎて、非論理的で、ひどく痛く思える点です。逆に、動物愛護は、名目だけで、裏で何かやっているんじゃないかと思えてすらきます。NPOでは、動物愛護をモットーに補助金の不正や、ウソ名目で寄付で荒稼ぎしているところもあるようなので、このあたりも考え物です。

動物愛護(全てということになると)不可能です。一方で、犬や猫など、ある幅をもたせて限定で、愛護している団体については、現実的で定義がはっきりしていますので、詳細が公開されていれば、活動にも疑問はありません。飼い主がいない動物や、ひどい環境の飼い主から、又は、無暗に殺生するような飼い主から動物を保護することは、人間的で非常に素晴らしいことだとは思います。

一方で、団体の名前等は公開しませんが、一部の団体は、動物全般の愛護と、小動物ネットでの売買を禁止、餌用動物を禁止など、… かなり突っ込みどころ満載の団体があります。かなり本当の目的がわからない団体です。

動物愛護というのなら、食料となっている動物の愛護を優先すべきです。こちらの方が、重要で、そうやって主張されている団体の方も、牛肉や魚は食べますし、まったく筋がとおりません。このあたりは、現実的に可能な活動に絞るためにも、定義をもつことが必要です。他にも、小動物のネット販売禁止なども、現実ありえません。なぜ、ネットだけに限定するのか? また、これがまかり通るなら、ペットショップは廃業しますし、ホームセンターのカブトムシや鈴虫の販売も禁止です。動物愛護に関しては、あくまで、人間中心の正義でしかありませんが、抽象的な正義なら、人間的な正義も達成することはできません。また、本来自然に生活しているのならば、愛護する必要がない動物まで、愛護する団体までおります。特に、私個人的には、絶滅危惧種でもないかぎり、愛護する必要はないと思います。