Contents

年金生活者支援給付金 試算の間違い?

本日、 ある高齢者の方の、年金生活者支援給付金の通知について、相談を受けました。私は、専門化ではないので、そんなことは知らないのですが、調べてみたら、年金生活者支援給付金制度というものがあるようで、その為の給付額の案内のようでした。

年金生活者支援給付金制度とは、消費税率引き上げ分を活用し、公的年金等の収入や所得額が一定額以下の年金受給者の生活を支援するために、年金に上乗せして支給されるもののようです。要は、支給額が少ない方向けの補助のようです。

その方は、給付種別が「老齢」で、月額に支給される年金生活者支援給付金の額が2000円前半でした。

計算式は、簡単で、

【給付額】

①保険納付期間に基づく額(月額)=5,000円×保険料納付済み期間/480

②保険料免除期間に基づく額(月額)=10,834円×保険料免除期間/480

①と②の合計で求めることが出来ます。

試しに、その式に、あてはめて、計算しなおしてみると、あきらかに、少ないことに気づきました。

その方の年金の加入期間は、270ヶ月で、免除期間はないので、①のみの額がそのまま支給額になるようで、どう考えても、500円ほど少ない試算となっていました。

送付されてきた案内全てに目を通しましたが、この基準で判断すると、間違いなく、日本年金機構側の計算ミスではないかといゅう結論に・・・

【 ↓ 案内の該当部分】

結局、日本年金機構に問い合わせることに・・・

年金機構に問い合わせてみると、始めに電話にでた担当者がよく分かってないようで、2番目に交替(笑) その後、「支給額に調整が入っている」とのこと。その詳細は不明?

 

 

そして、消去法的に、可能性を潰していきましたが原因は不明?  分からないということで、あとで電話でかけ直すとのことになりました。 その後・・・

その後の結果は?  計算ミスなのか?

結果は、年金の加入期間が227ヶ月で計算されていますのこと?   えっ、加入期間は、270ヶ月なんですけど~。 しかし、どうやら227ヶ月で計算されているようで、その原因は、どうやら、年金加入機関が、20歳から60歳までの480ヶ月が対象になるようでした。その方はの加入機関は、20歳以前にもあり、それらはカットされているようです。

なるほど。

原因は解明しましたが、明らかに説明不足です。

案内の説明のどこにも、そんなことは書いていないので、知っているのは年金機構側のみということです。つまり、計算ミスと判断されても、おかしくないような案内でした。

他にも、20歳以前の加入期間と、60歳後の加入期間は、対象ではないというのは、とても不公平に思います。

それだけでも、8年、9年加入している方はかなりいると思いますので、受給額が少ない方にとっては、加算されてないのは、痛い制度としか言いようがありません。