都議選の結果について、自民党と都民ファーストの会がいい感じで互角ではないかと思っていたのだけど、思った以上に都民ファーストの会が圧勝したことに、驚いた。毎回、選挙では、なんだかんだいって自民党がある程度票を集めるので、もしやとは思ったが、やはり今回は違った。選挙直前の国政での自民党議員の自爆、他にも、加計学園問題や森友学園の問題・テロ等準備罪の強行裁決など、安部総理をはじめ自民党への不信感が、都議選絵へ影響したことは間違いない。おそらく、落選した議員も、直前の混乱がなければ、当選していた議員もいると思う。そう考えると一部の議員から、内部でも不満が拡散して内部崩壊が進行するのではないかと思う。安部一強といわれるように、内部に、目立って物申す議員がいないものの、個々の議員のブログ・インタビュー等では、今の自民党の体質に対する、不満が語られているようで、それらが徐々に報道されてきていることを見ると、徐々に、自民党が崩れている感じがする。今回の都議選を序章として、さらに国民の不満を得るようになるのではないかと推測する。理由は、自民党がイメージを挽回するために、いろいろ策を尽くすと思うが、それらが裏目に出る可能性のが高いからだ。政権への不信感のほとんどが安部政権の存続に直結するコアな問題である。例えば、加計学園の問題も閉会中審査をひらくとは言うものの、正直に答弁に答えれば、安部政権はすぐに崩壊する。また、嘘を言えば、その嘘を突っつかれて、そこからも亀裂が生じる。つまり、逃げ道は、黙秘を貫くしかないのである。閉会中審査は形上やってますをアピールするだけのものになるだろう。おそらく、多くの人が感じていることだろうとは思うが、逃げ道がないせいで、自民党は、不都合なことでも、それを正さず、逃げたり、過ちの正当化を貫き通す体質に変わってきたように思える。もちろん、その前兆は以前からあったものの、ここ最近の傲慢さは、国民を無視した政治としか思えない。
また以前から、思っていたことだが、安部総理は子供っぽい。民進党との答弁で、なにか不都合があると、民進党の過去の失態を出してくる。だが、それはおかしな話で、それを言うなら、民進党も同様なことで反論できる。民進党(民主党)が政権をとっていたのは時間を隔てて数年ずつである。圧倒的に、過去を振り返れば自民党時代の失態の方が多い。またそれらは後世にツケとして残されているものもある。あまり、そういうことで感情的にならないで欲しい。見ていて、総理大臣の質を疑いたくなる場面が多々ある。
安部政権での特徴
・メディアを使った洗脳・・・アピールする勢いはよいが、具体的に実現不可能なものが多い。都合の良いデータを過大に実績にする。良い例が株価上昇。その意味をしらない国民は、こぞって、安部政権を評価する。そういうのが多い。要は、政治に無関心な国民。
・隠蔽体質・・・不都合なことはとにかく隠す。
・独裁性・・・強行に物事を進めようとする。憲法改正・テロ等準備罪・機密保護法。独裁を可能にする党の体質づくり。お友達人事。